12モンキーズ(1995年) / マイノリティリポート(2002年)


    12モンキーズ(1995年)

     ブルース・ウィリスって、『右往左往して振り回される男役』が似合いますよね。ダイ・ハードとかフィフス・エレメントもそんな感じ。

     あとブラッド・ピットの頭のネジの外れた男の演技もよかったです。

     未来の管理社会っぽいところが個人的には好きでした。

     まぁただ、話としておもしろいかっていうと、うーん。最初からずっと夢のなかに女医が出ていてオチを示唆してますしね。




    マイノリティリポート(2002年)

     プリコグという三人の特殊な能力をもった人間を組み込んだ犯罪予知システム。これを全米に拡大するかどうか判断するために司法省調査官のウィットワー(コリン・ファレル)が視察にくる。犯罪予防局のバージェス局長(マックス・フォン・シドー)は、ジョン(トム・クルーズ)に司法省がこのシステムをよく思っていないので、ウィットワーに気をつけろと話す。

     プリコグの違和感に気がついたジョンは、組み込まれているうちの一人のアガサ(サマンサ・モートン)の予知を調べているうちに、ジョン自身が犯罪を犯す未来を予知されてしまう。闘争中にプリコグの開発者のハイネマン博士にシステムの話を聞く。

     アガサを伴って、予知された犯罪現場に自ら赴くジョン。犯罪を思いとどまると、それは仕組まれたものであったことを知る。しかし被害者ともみ合っているうちに銃が暴発し、形だけは予知のとおりになってしまう。だがその現場をみたウィットワーはその不自然さを見抜き、バージェス局長と話し合うが……。

     というお話。黒幕はシステム開発者の一人でもあるバージェス局長なんですけど、そもそもジョンが殺人をすると予知した映像って、あれも捏造なんですかね? 映像の消去とか改ざんならまだしも、ゼロから作り出して、さらにそれを予知としてみんなに見せることまでできるとしたら、なんかもう局長すげーなっていうのと、システムの管理体制どうなってんだっていうツッコミは避けられないですね。ウィットワーさんが「システムじゃなくて人に……」みたいなこと言ってましたけど、完璧なシステムなんてなかったね……。

     とはいえこのプリコグ・システムはやっぱりすごくて、導入以後、採用している地域では6年間殺人ゼロだそうです。すごい! そりゃあ多少の間違いはあるんでしょうけど、これだったら目を瞑って導入してもいいんじゃ? と思いますよ。ちょっとバージェス局長に同意してしまう。最後には自殺してしまうわけで、根っからの悪人ではないんでしょうね。あれはつまり、完璧なシステム(仕組み)なんてありえないし、人間の恣意的な部分は必ず介在してくるという作品のメッセージなんでしょう。

     でもこのプリコグ・システム、アガサ一人抜けると機能しなくなるらしいんですけど、それでどうやって全米で採用するつもりだったんでしょうか? つまり高レベルの能力者をどうやって確保するのか(作中でクローンではないと言ってその可能性は否定しているわけで)っていうのと、そもそも人権的に無理じゃね? っていう。ハイネマン博士がなぜかやたらとジョンに協力的だったのは、そのへんが理由なんでしょうか? だったとしたらアンタもうちょっと積極的に動けよ、開発者だろ……と。でも現実でもそうだよなっていう。

     良かったシーンはウィットワー(コリン・ファレル)の死ぬシーン、良くなかったのはアガサ(サマンサ・モートン)たちの最後のシーン。あれはちょっと過剰かなと。あ、あとジョン(トム・クルーズ)のアクションはなくてもよかったんじゃないかなぁ。なんかもっとしっとりとシリアスでも魅力的になった気がする。
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    [ 2018/05/13 22:52 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

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