G.I.ジョー(2009年) / ソナチネ(1993年)



    G.I.ジョー(2009年)

     もともと玩具としてのG.I.ジョーがあって、それをアニメ化したものの実写映画化らしいです。ちょっと複雑。

     そのせいもあってか、おそらく設定があるんだろうけど、劇中ではくわしく説明されていないという感じがあります。このへんはちょっと不親切という気もしますけど、尺とテンポの都合と、この映画をみる人なら知ってるよね、という前提があると思いますので、仕方がないかなと。

     たとえばスネークアイズという登場人物が一切喋らないのと、イ・ビョンホン演じるストームシャドーが突然真っ白なダサイ(失礼)忍者風衣装で出てくるのは、後半で説明されます。イ・ビョンホンの筋肉どころか顔もわからないあの衣装はどうなんでしょうか。その前は普通に白いスーツで顔出しで登場してるだけに、説明もなくあれは、本当に「ダサッ!」と声が出そうになりました。

     敵勢力があっさりと秘密基地に侵入してくるんですけど、一般兵士は容赦なく殺すくせに、大事な司令官はロクにトドメを刺さなかったりするのは展開の都合。そういうところに突っ込むような映画じゃないですね。

     元の玩具かアニメが好きなら最高なんじゃないでしょうか。私はやたら壮大なスケールに「へぇ~」と関心していることしきりでした。




    ソナチネ(1993年)

     最初から強烈に破滅を匂わせてきますね。親分の前でその右腕と揉めて、そのあとでトイレでボコボコにしたり。トイレに入っていた人が出られないっていうちょっとしたお笑い要素みたいなのもありましたけど。

     前日譚として、すでに村川(ビートたけし)の組は北海道での抗争でも前線にいかされて三人の死者を出しています。さらに今回は沖縄ということで、村川の部下の片桐(大杉漣)もヤバイ空気を感じています。いざ沖縄に行くということで集められた若いチンピラも、とても使い物になりそうにありません。

     案の定、沖縄では親分の話と矛盾することを聞かされ、仮宿には到着早々に銃弾が撃ち込まれ、あげく爆破されてしまい、村川は腹心を残すのみとなります。

     隠れ家での抗争を忘れた最中、村川がケン(寺島進)、良二(勝村政信)と紙相撲で遊ぶシーンと、雨に降られた村川と幸(国舞亜矢)のシーンは、村川なのかビートたけしなのかちょっとわからないのが印象的でした。

     登場人物たちの行動が、まったくストーリーにちからを加えないという印象です。最初から破滅の空気があり、一瞬それを忘れさせてくれるのかと思いきや、やはりその空気は彼らを包んでいた、という。

     音楽と、遊んでいるところがとくに印象に残る映画でした。

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    [ 2018/05/07 20:38 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

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