アルティメット・エージェント(2015年) / サムライアベンジャー/復讐剣 盲狼(2008年) / サムライ/Le Samourai(1967年)



    アルティメット・エージェント(2015年)

     ドラッグの取引現場でおこった銃撃戦で生き残ったブライアンは記憶を失う。そこに到着した保安官オルソンは、ギャングたちが全滅したと思い金とドラッグの持ち逃げを副保安官に提案。しかし断られたため副保安官を射殺したところ、ブライアンに目撃されてしまい、今度はオルソンがブライアンに頭を撃ちぬかれる。オルソンは奇跡的に一命をとりとめるが、実は副保安官は大物ギャングのマテオ・ペレズの息子で、ペレズは息子を殺した犯人を捜し始める。という話。

     オルソンや副保安官、ブライアンの登場シーンでそれぞれ「The Sheriff」「The Kid」「The Outlaw」ってわざわざドーン!と出るので、アホっぽい映画かと思いました(偏見)。

     保安官のオルソンがうまく立ち回るのかと思いきや、そもそも最初に銃撃戦の現場に到着した時点で、副保安官が「科学捜査班を……」と言っているにもかかわらず、自分の銃で副保安官を射殺するアホっぷり。病院から勝手に退院して逃げ出そうとして麻薬取締局に怪しまれるわ、ちょっと話しただけでギャングのマテオ・ペレズに疑われるわ、同僚の警察にも容疑かけられるわ。。。

     そのマテオ・ペレズとオルソンの銃撃戦(?)がこの映画の見せ場かなぁ。そのあとの、ブライアンの回想シーンのやつもそうなんですけど、銃撃戦になるとスローが多用されてちょっと間延びしますね。爽快なアクションとかはないです。

     ブライアンが麻薬取締局の捜査官に名前を呼ばれただけで即座に射殺したところ、あれは記憶が戻ったからのあの反応なのかと思いきやそんなことはなかったですね。彼は潜入捜査官ブライアンの相棒だったことがわかって、後味の悪い話かと思ったら、じつはその相棒はブライアンを裏切っていた、という話。

     唯一の勝ち組は、マテオ・ペレズの弁護士の妻。すべてのドラッグと金を持ち逃げしてメキシコへ。というのがオチ。

     後味よくないですね、この映画。




    サムライアベンジャー/復讐剣 盲狼(2008年)

     めちゃくちゃ評価のわかれる映画じゃないかなと思いました。

     まずグロ・エロ・アホ(ギャグ?)の映画であることが前提なので、それが苦手な人は観ないほうがいいです。それと全体的に安っぽいですが、悪い意味ではなく、そういう味付けだと思います。あと映画マニア向けなのかなぁ。一応アクション映画ですが、本格的なアクションではないので、それを求めている人もおすすめしません。

     妻と娘を殺され、だまされて両目を潰された男の復讐ものです。冒頭でマカロニ・ウェスタンをちょっと変えた、スシ・ウェスタンなるロゴが出てきてちょっとかっこいいです。

     グロは腕が切り落とされたり、腹が裂かれたりしてやたらと血が飛び散ります。リアル系じゃなく、昔っぽいやつ。今では安っぽいんですが、その安っぽさはちゃんと狙ったものだと思います。後述。

     主人公のブラインドウルフ(盲目のサムライ)がけっこうアホ。簡単に刀を奪われたり、敵に接近されたりします。

     敵にゾンビ使いがいて、棺桶から鎧武者のゾンビを呼び出します。このゾンビはけっこうデザインがよかったです。動きが遅いのに刀を抜くとすばやく動くのはちょっとしたお笑い要素。

     で、全体的に安っぽいアクションやらグロなんですけど、これ監督が自ら主演してるんです。ちょっと小太りな中年男性で、お世辞にもアクションシーンは動けているとは言いがたい。だからこそ変にしっかりした作りにしないことで、全体のバランスをとっているんだと思います。

     ただ殺される敵が技の解説をしたり、いちいち過去の回想や解説が入るのは正直うっとうしいです。ちょっと多すぎるというか。ただそれもわざとっぽくて、狙ってB級映画っぽくしてるんだとは思います。

     このわざとらしいB級映画感が受け入れられるかどうかで評価がわかれるんじゃないでしょうか。普通の映画を見飽きている映画マニアは好きだと思います。私は好きじゃないですが、嫌いでもないです。




    サムライ/Le Samourai(1967年)

     悪い評価というわけじゃないんですけど、セリフが邪魔だなぁと思いました。映像だけボーっと観ていたい映画。

     勘は正しいんですけど、証拠もなく、証人も五人のうち一人しか犯人だと断定しておらず、むしろ一人は犯人ではないと否定しているにもかかわらず、なんとしても主人公を逮捕しようとする警察。そんな彼らの強引な、主人公の恋人への脅迫同然の家宅捜索などへの、視聴している私の嫌悪感すら邪魔だなという映画。

     個人的にオチはあんまり好きじゃないですけど、それ以外は良かった。
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    [ 2018/04/23 21:31 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

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