ローマ帽子の謎 エラリー・クイーン、中村有希翻訳 / 魔術の殺人 アガサ・クリスティー、田村隆一翻訳

     読んだ本の感想です。

    ※ネタバレ注意

    ローマ帽子の謎 エラリー・クイーン、中村有希翻訳

     前に読んだ“エジプト十字架の謎”とずいぶん雰囲気が違うなと思って、冒頭で主人公のエラリーとその父親であるクイーン警視のその後について書かれていたことから、シリーズ終盤かなと思っていたら、これがデビュー作だったんですね。ちなみに二人の“その後”は、のちのち無かったことになったんだとか。ここまでシリーズが続くとは思っていなかったからでしょうねw

     父親であり警察幹部である老齢のクイーン警視の描写がなんだかいいんですよ。探偵役であるエラリーもでしゃばりすぎず、めりはりがあるというか。

     いろいろな描写なんかは好きなんですけど、肝心の事件の解決はあんまり好きじゃなかったですね。そっち側に犯人がいたらあんまり面白くないな、と思っていた展開でした。作中ではそちら側ではないほうに犯人がいるのでは?ということに重点が置かれているだけに。まぁこういうのが推理小説といえばそうなんですけど、個人的にはちょっと唐突かなと。でもしょうがないんですけどね、こればっかりは。

     でもちゃんと面白いですし、エラリー・クイーンの“国名シリーズ”を読んでみたい人の最初の一冊にオススメです!




    魔術の殺人 アガサ・クリスティー、田村隆一翻訳

     個人的にはですが、あんまり推理小説っぽくないなと思いました。悪い意味じゃないですよ?それだけに推理小説初心者にはいいのかも。

     でも登場人物がけっこう多くてですね、しかも前の夫の子供とか、養女の娘(つまり孫にあたる)とか、けっこうそのあたりは面倒くさいですね。かなりの金持ちで、時代設定が古いというのも現代の普通の家庭の人間からすると縁遠いです。

     でもこの話のような物語の〆かたが私はけっこう好きなんですよね。ハッピーエンド至上主義なので。ハッピーエンドが好きな人にはオススメです!
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    [ 2018/03/14 21:02 ] 読書 | TB(-) | CM(0)

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