ロボットの時代 決定版 アイザック・アシモフ、小尾芙佐翻訳 / 実験小説ぬ 浅暮三文

     読んだ本の感想です。

    ※ネタバレ注意

    ロボットの時代 決定版 アイザック・アシモフ、小尾芙佐翻訳

     『お気に召すことうけあい』という話には、人間と見分けがつかない男性ロボットがでてきます。彼は家事など万能なんですが、まだ世間的にはロボットは受け入れられておらず、実験段階なので女主人の家から出ることが許されていません。そのため家の内装を変えるための材料を女主人が買いに行くんですが、ロボットの書いた買い物リストをもっていくんです。今だったらネット注文で終わりですが、まだこの話の作られた時代だと、当然そんなものはありません。現代でも実現していないハイテクなロボットが存在していながら、その主人がローテクな買い物リストでのショッピングというアンバランスさがなんだかおもしろかったです。

     スーザン・キャルヴィンという人物はなかなかムカつく人物なんですが、彼女が登場する『レニイ』を読むとそんな印象が変わります。さっきまで嫌いだった彼女のことが、とたんに憎めなくなるのでオススメです。

     今では陳腐化したロボットSFですし、古い作品ということで面白くないのでは?と思っていましたが、読んでみるとまったくそんなことはありませんでした。やっぱり先駆者はすごいなと。目の付け所が違うというのがわかりました。オススメです!




    実験小説ぬ 浅暮三文

     この著者の、ライトノベル(?)の作品がなぜか好きなので読んでみました。

     解説でも書かれていますが、作風や文体があっちこっちで、私がかつて読んだライトノベル(?)のものともまったく違うんですが、面白かったです。

     『お薬師様』、『線によるハムレット』、『砂子』がオススメかなぁ。内容については説明するよりも、読んでみてください、としかw

     このごろ思っているのは、アイデアが浮かぶことよりも、こうやって実際に形にしていることのほうが遥かにすごいことだよな、ということです。それを実感できるのでオススメです!
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    [ 2018/02/26 21:10 ] 読書 | TB(-) | CM(0)

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